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「人形演劇プロジェクト2000」ホームページ


人形演劇プロジェクト2000 Q&A

今まで、いろいろな方々から「人形演劇プロジェクト2000」に対し質問が寄せられました。
出来る範囲でスタッフからの答えを掲載いたします。                   


Q1.「人形演劇プロジェクト2000」って何ですか?
何がどういう風になるんですか?どういう計画なんですか?

A.
一言で言えない所に特徴があります。
具体的には、チェコのペトル・マターセク氏 を招聘し、ワークショップを重ね、舞台作品を創っていくのです。
そのまわりで、セミナーや研究会を繰り広げていきます。

初回ワークショップのテ ーマと素材は決まっていますが、その先はペトル・マターセク氏と参加者がともに 創っていきます。
私達は、見えている目標に向かって歩み出したのではなく、そこを捜しに歩み出し たのです。

判りにくいとは思いますが、緑色のパンフレットをもう一度読んでみてください。

Q2.今の仕事を続けながら参加できますか?
A.
ワークショップは平日の昼間に行われるので、昼間の仕事を持っていると、現実的 には無理だと思います。
劇団等に所属している方も、「国内研修」として参加できるよう、プロジェクト 2000としても、いろいろな劇団に働きかけています。
Q3.ワークショップ参加費は、必要なのですか?
A.
参加者は賛助会員になることを義務づけられていますが、参加費はいりません。
但し、応募の際に手数料として、3000円かかります。
Q4.一日でも欠席の予定があったら参加できないのですか?
A.
全日程に参加できることが、条件です。
Q5.ワークショップの過程で振り落とされることはあるのですか?
ワークショップの参加者と最終公演の出演者の関係は?
公演には、誰が参加するのですか?
A.
基本的にメンバー固定のワークショップです。全員、何らかの形で公演に参加しま す。
ワークショップ参加者の中からキャスティングします。
Q6.なぜ、チェコから講師を呼ぶのですか?
A.
チェコは、人形王国とも呼ばれ、20世紀の人形劇を常にリードしてきました。
そのチェコから美術家・演出家として、また、ワークショップの指導者としても高 名なペトル・マターセク氏を招へいし、
異文化との出会いから新たな舞台を生み出 したいと期待しています。
Q7.ペトル・マターセク氏は演出家なのですか?今回の演出はどうするのですか?
A.
マターセク氏は、人形劇の美術家として高名ですが、演出家としても卓越した手腕 を持ち、演出作品も数多く上演されています。
人形劇において、美術と演出は不可 分のものです。
特に、言語によらない舞台表現を創造する場合、ビジュアル構成力 は重要です。

ただし、このワークショップは、マターセク氏の演出家としてのイメージを具現化 する役者を育てていくのではない所に特徴があります。
現実的には、グループ分け した中でリーダーを決め、小品創作を繰り返し絞り込んでいきます。リーダーは、 固定ではありません。

Q8.シアターXってどんなところですか?なぜシアターX(カイ)でやるのですか?
A.
シアターXは、商業ベースを排し、常に前進的にクオリティの高い劇場文化を追求 している劇場です。
東欧の演劇家との共同制作も重ねています。その成果の積み重 ねの上にこのプロジェクトが実現しました。

シアターXの全面強力を得ることによ り、全ワークショップ期間と公演稽古、本番のすべてに劇場舞台を使う事ができ、
空間を駆使した芝居作りに取り組めることになりました。

Q9.人形づくりもワークショップの中でやるのですか?
A.
ワークショップの初めには、マターセク氏より素材としての人形・オブジェなどが 提供されます。
その後は、ワークショップの中で作っていきます。
Q10.出演希望以外のワークショップ参加者(美術・音響・照明など)も、体操など やるんですか?
A.
一緒に参加した方が面白いし、発見もあると思います。
Q11.96年に飯田市で開催されたマターセク氏のワークショップとは、違うのですか?
A.
その発展形として取り組んでいます。
Q12.どんな芝居をやるんですか?人形劇をやるんですか?
A.
ワークショップのなかで、人形を遣う必然性を問い続け、その結果、どの様な舞台 を創るのか決定していくのが特徴です。
初めの質問にもどりますが、結果は何ひとつ決まっていません。
Q13.「人形演劇」は人形劇と違うんですか?
A.
既存のジャンルにとらわれず、意欲的に舞台を創造していきたい意気込みです。
Q14.宮沢賢治の作品を舞台化するのですか?
A.
宮沢賢治の創造を火種として取り組んでいきますが、最終公演の作品が宮沢賢治作 品になるという前提ではありません。
Q15.観客の対象は?
A.
大人向け・ファミリー向け・子供向け、というような対象は、考えていません。
幅広く多くの人々に観て欲しいです。
Q16.公演の後に、劇団を創っていく考えはあるのですか?
A.
プロジェクト2000の計画の中には、ありません。
Q17.お金は、大丈夫なのですか?
A.
基本資金はなく困難な状況ではありますが、賛助会員となって応援してくださる皆 様の会費を基本の運営資金として活動を開始しました。
一人でも多くの皆様に会員になって頂き、一口でも多く入金していただきたいとい うのが、本音です。よろしくお願いします。
また、助成金、協賛の取得に全力をつくしています。
Q18.無謀な事を考えましたね。
A.
確かに非常に厳しい状況はあります。
けれども、20世紀の人形劇を総括し、21 世紀の人形演劇を切り開くささやかな風が吹けば、と考えています。
そのことは人形劇にとどまらず、きっかけとして、演劇、文化、世界を見つめ考え ていくための場なのです。

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